映画『ライオン・キング』プレミアム吹替版声優発表イベントが8日、都内・品川インターシティホールにて行われ、賀来賢人、江口洋介、佐藤二朗、亜生(ミキ)、門山葉子が出席した。
仲間の愛を支えに、主人公シンバが運命を切り拓く壮大な物語を描いた本作。監督は、「アイアンマン」シリーズの大ヒット・メーカーとして知られるジョン・ファヴローが務める。
台詞だけではなく歌まで完全に吹替えて公開される“プレミアム吹替版”。本作の主人公である未来の王“シンバ”役に賀来賢人(オリジナル版声優:ドナルド・グローヴァー)、王の座を狙う叔父・スカ―役に江口洋介、シンバが冒険の途中で出会う陽気なイボイノシシのプンヴァとミーアキャットのティモンには、佐藤二朗(プンヴァ役)と亜生(ティモン役)の2人。オリジナル版では世界の歌姫ビヨンセが声をあてる、シンバの幼馴染・ナラ役に門山葉子が抜擢された。
オーディションでシンバ役を勝ち取った賀来は、今作が声優初挑戦。「ライオン・キングが大好きで小さい頃本当によく観ていた。年下の友人が劇団四季のヤング・シンバをやっていて、最終公演を見に行ったりハクナ・マタタを歌ったり(笑)勝手にライオン・キングに縁を感じていました」と喜びをあらわにし、「全身全霊でやらせていただきました」と自信をのぞかせる。
続けて、「表情がすごく新鮮で、アニメーションだけではできない技術。(アフレコでは)自分の感情を乗せていく、どんどん入り込んでいくことができて、シンバが自分の中に入ってきたような不思議な感覚でした。すごく面白かった」と、初の吹替声優を楽しんでいる様子だった。
江口は「常に世界中のどこかで展開されているストーリー。動物だからこそジーンと入ってくるものがある、本当に素晴らしいエンターテインメントだと思います。(アフレコは)非常に難しかった!芝居とはまた違うスタイルで、なかなか面白い経験をさせていただきました」とコメントした。
これまでに幾度も吹替声優を務めてきた佐藤だが、プレミアム吹替版ならではの歌唱について「大変だった…難しかったで〜!!本当に!」と嘆き。続けて、声をあてるプンヴァ役との共通点を聞かれると、「放つ屁と書いて“放屁”。僕も割と放屁をするんです」と明かす。すかさず賀来が「一応言いますけど…ディズニーですから!」とツッコミ、笑いをさらった。
ミキ・亜生は、ティモン役に抜擢された当時を振り返り、「僕とお兄ちゃん(昴生)とマネージャーでタクシーに乗っていた時、マネージャーが『亜生さん、ティモン決まりました!プンヴァは佐藤二朗さんです!』って。お兄ちゃんは『なんでや!!』と言ってましたけども、『ミキ一族代表として頑張ってこい!』と」エールがあったことを明かした。
門山は「ディズニー映画の中でも、ライオン・キングは特に好きな作品。実写化されると聞いて楽しみにしていましたし、憧れのビヨンセさんがナラ役をやられるということで、『絶対にナラ役をやりたい!』と気合を入れてオーディションに臨みました。合格のお話を聞いて、ドッキリかと思うくらい嬉しくて、芸能のお仕事をすると決めてから一番の目標にしていたことがディズニー映画の声優をすること。夢が叶ってすごく幸せな気持ちです!」と笑顔をのぞかせた。
イベントでは、プレミアム吹替版劇中歌「サークル・オブ・ライフ」を菅井美和が生披露した。
映画『ライオン・キング』は8月9日(金)より全国公開
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